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[ 星と灰 ]
ゼラチンシルバープリント
サイズ可変
2020
人と人の距離感が見直される中で、オンライン上のやり取りが増えた。特にビデオ通話などは授業やミーティング、友達との集まりまで多くの場面で必要だった。 オンライン上ではカメラの前に相手がいるはずなのに、なぜか孤独を感じてしまう。相手を目のにしたときのコミュニケーションは、仕草や目線や言葉の間などの 記号化されない表現があるが、デバイスを通すと、表現までも「0/1」に変換されてしまうかのようにあいまいさが抜け落ちる。表情の写るビデオ通話にあっても、そこには意図せず漏れてしまった表現が少ない。
私は曖昧さをコミュニケーションの可能性と考える。曖昧なものは存在感だけが増していき、 気配となって孤独は生まれるのだと考えた。 孤独は 疑いや不安 を生むが、同時に創造性の源にもなりえる
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